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@小樽のマイオフィス
From 松永和仁

平昌オリンピックで銅メダルを獲得した、
日本女子カーリング代表チーム「ロコ・ソラーレ」の
フィフス(5番目の選手)本橋麻里選手の本を拝読しました。
19才でトリノオリンピックに初出場し、
時を経て、2018年の平昌で日本初のメダルを獲得。
平昌ではプレーヤーとしてではなく裏方としてチームをサポートしていたことでも
話題になりました。
これまでのカーリング人生、そしてこれからのカーリングとの関わりについて綴られた本です。
やはり偉業を成し遂げるのには理由がある。
そう感じさせてくれる内容満載でした。その中で、感じたことを!

楽しむことは悪くない

スポーツの世界を含め、「楽しいです」。と答えると、
「真剣にやっているのか」という目で見る人たちが少なからずいます。
以前にも「GRIT」という本を読んだ感想を記事にしました。
世界的な成功をしている人に、自分のやっていることを「好きではない」人はいません。

そして、練習したことを試合で実現できた時、
スポーツ選手や音楽家は歓喜の表情を浮かべます。
何かを成し遂げることって辛いことなんでしょうか?

確かに人並み外れた努力の先にしか、その結果は達成できません。

だから、何かを成し遂げるのは「辛い」ものでもあります。
ですが、「辛さ」や「苦しさ」の最中でも、小さな喜びがなければ
人はやり続けていくことなんてできないと私は思っています。

その小さな喜びを「楽しむ」のは悪なんでしょうか?

実際、本橋選手も「悔しかったけど、楽しかったです」とコメントしたときのこと。
関係者から「真剣な競技を楽しいと思う奴はふざけている」
「あの子たちは、一所懸命やるのをやめたんだね」と言われたこともあると著書の中で書いています。

きっと、その人たちは、本気でものを好きになって、それに打ち込む「辛さ」も
「楽しさ」も経験したことがないのではと感じました。

楽しいからこそ、もっと知りたい。上手くなりたいと思える。私はそう思います。

個性と個性が尊重し合う環境

4人のプレーヤーの個性、関わったスタッフ、コーチなどの人となりが本には多く書かれています。

その中で感じることは、成功の陰には良い人間関係が必ずある。ということ。

個が個であることを尊重されながら、お互いの良いところを伸ばし合う。そんな関係があったと
思います。

成功の哲学書といわれる7つの習慣にこのようなフレーズがあります。

Win-Winは、すべての関係において常に相互の利益を求める心と精神のことであり、お互いに満足できる合意や解決策を打ち出すことである。〜中略〜Win-Winの考え方は、全員を満足させるに十分な結果があるはずだ、というパラダイムに基づいている

それぞれが、自分の持っている良さを生かし、尊重しあい、心を配った結果があの結果を生んだんだと感じられます。

これは企業経営でも、お客さんとの関係でも同じ

会社で働いている社員さんが、楽しくない会社だったら、本当の意味で良いものができるのか?
会社を経営している社長さんが、楽しくない会社だったら、社員さんは楽しいと感じるのか?

社長さんと社員さんが、楽しく働いて、一生懸命に作ったものやサービスがあって初めて
お客さんも「楽しい」「すごい」「うれしい」と感動してくれるのではないでしょうか?

楽しさと、努力の先の積み重ねしか、人を感動させれない。

そんな会社さん。たくさんあると思います。

自分も楽しんで、社員さんも楽しく仕事をしてもらって、その結果お客さんが喜んでもらう。
そして、会社として正当な利益を得る。

売上至上主義ではない、人至上主義の企業経営。それが私の応援したい企業さんだなあと思いました。

今回の本橋さんの本を読んで、本気で日本のカーリング界を変えていこうと思っている彼女の想いを知りました。

そこには、それを楽しんでいる彼女の姿がありました。そして目標のためにたゆまぬ努力をする決意がありました。
そのために彼女は自分の個性を生かし、相乗効果を生み出す人々と交わりながら自分の夢を叶えるために歩み続けるんだろうなと…。

そんな彼女を心から応援したいと思います。うちの会社も利益が出たら、スポンサーになります!

そう思える本に出会い、私は人を応援するのが好きなんだなあと改めて実感した次第です。

私は人が楽しんでいるところに行って、楽しんでいる人をもっと楽しめるようにサポートしていきたい! そう思います!

 

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