良いエンジンの扱い方

@小樽のオフィスにて

最近の車は「直噴」タイプのエンジンをほとんどの車が採用しています。

このエンジン、それ以前のエンジンと比べると燃焼効率が良いので燃費が飛躍的に良くなっています。

が、実はこの直噴エンジンにはあるデメリットがあります。
それは、空気とガソリンを混ぜる「吸気」側にカーボンスラッジが溜まりやすいこと。

これがエンジントラブルや燃費悪化に繋がることがあります。

効果的な予防対策は3つ

完全にコンディションを保つのは難しいですが、エンジンの状態をよく保つには皆さんも何となく聞いたことがあるし、きっとやっている「3つ」の対策があります。改めてご紹介します。

1.まめなエンジンオイル交換

エンジンオイル交換は吸気系の汚れとは直接関係ありませんが、エンジンコンディションを良い状態に保つためには必須中の必須です。

昨今のエンジンオイルは性能が上がってきていて、メーカーの交換推奨距離が伸びてきています。
1万キロは当たり前。「1万5千キロまたは1年あたり」が最近の推奨。
輸入車は「2年、2万キロ」というメーカーがほとんど。

確かに省資源という意味では良いのですが、エンジンのことを考えると、

この距離と期間は「長い」と、わたしは思います。

やはり5000キロに一回。または6ヶ月に一回がエンジンにとっては優しい。

結果、燃焼効率も上がり、結果的にはエコになるのではとわたしは思っています。

エンジンオイル交換をまめにしていると、10万キロ越えのエンジンでも「恐ろしくエンジン内部がキレイ」です。

一方、エンジンオイルをあまり変えていない3万キロぐらいのエンジン内部が、「恐ろしく汚れている」なんてこともあります。

というわけで、5000キロまたは6ヶ月でのエンジンオイル交換をオススメします。

かくいうわたしも、若かりし頃は3000キロに一回。月1回レベルで変えていました。当然、エンジンの調子はすこぶる良かったです。

2.ある程度距離を走り、適度に回してあげる

燃費を考えると、できるだけエンジンを回さない方が燃費はよくなります。

ですが、普通に市街地などをメインに走っていると、エンジン回転は低回転域しか使いません。

実はこの低回転と、「ちょいのり」のような短い距離・時間の走行がエンジンに汚れをためてしましまいます。

ちょっと心がけるだけでエンジンコンディションが良くなるポイントを紹介します。

1 エンジン回転をあげる意識をする

エンジンによいのは少しだけ高回転の3000~4000回転ぐらい。このくらいまである程度の頻度回してあげましょう。
できる車であれば、スタート時だけ、意識して加速してみるのも良いです。
大事なことは、少し長い時間3000〜4000回転をキープして走ること。
燃費は多少悪くはなりますが、これを気づいた時に行うだけで、エンジンの状態は良くなります。

これまで、自身でも15台ほどの車を所有してきましたが、経験上、これは確実に効果があります。

2 高速道路などストップアンドゴーが少ない道を走ってみる

1と目的は同じですが、エンジンはある程度の負荷をかけて回し続ける環境が多いほど、「回るエンジン」になります。

そのときに、できる車は「1速ギアを低くする」走行をしてみてください。

例えば、100キロで5速あるいは6速で2000回転だとしたら、3速や4速にして3000~4000回転ぐらいで走行する時間を作ることです。

燃費は少し落ちますが、この中回転域といわれる3000~4000回転は、実はとても燃焼効率がよい回転域なのでエンジンにはとても良い状況です。

ただ、昨今の車は回転メーター(タコメーター)もないですし、自分でギアの段数を選べない車も多くなっています。

そんなときは、1番の少しだけ回転をあげて走る時間を長くするだけでも、結構な効果があります。

また、北海道の場合は、移動の時に少しだけすいていて、信号の少ない道を移動の際にあえて選んで走ってみるのも良いですよ。

3.ガソリン添加剤をたまに入れる

スタンドなどで、水抜き剤やガソリン添加剤を勧められたことはないでしょうか?

これ実は結構効果があります。

わたしは月1回はガソリン添加剤を入れるようにしています。距離にすると1000キロちょいに一本です。

信頼のあるメーカーの添加剤を入れることで、劇的に吸気系の汚れは良くなります。

オススメのメーカーは
・ワコーズ
・KURE
・NUTEC(わたしの愛用ブランド) です。

少し高いと言えば高いですが、一本1000円から2000円程度。
(NUTECはさらに少し高めですが性能はお墨付きです)
たまに、カーショップに足を運んでみると、意外とセールになっていたりするので、そんなときに買い置きしておくのも良いです。

また、ガソリンスタンドで勧められて入れるのも悪くはありませんが、少し量販店よりも高い場合が多いです。
(一本3000円ぐらいすることも…)

精油メーカーが造っているものなので、性能は良いのですが、量販店のものと性能に大きな差はありません。

ということで、量販店で購入して、2ヶ月に一回ぐらい。あるいは2000キロに一回程度は入れることをオススメします。

本当のオススメは1000キロに一回ですけどね…。

まとめ

モノを大切にすると、モノは応えてくれる。

適切なケアをしてあげることで、車を安心して運転できるようになります。

健康のためにサプリを採ったり、適度な運動をすることが人間の身体にも良いように

車のエンジンも適度な運動と、栄養補給が必要です。

正直、これらのことをやらなくてもエンジンが壊れることは稀です。

ですが、自分の命を預け、移動のときに働いてくれている車への感謝の気持ちを「適度なメンテナンス」で表すことで、燃費も良くなり、環境に対しても優しい使い方に繋がります。

自分が長く乗るためということもありますし、手放した後の、次のオーナーさんへ、いいご縁を繋ぐことができます。

では、また別テーマでも語ります!

良いエンジンの扱い方」への2件のフィードバック

  1. 朝日 雄一郎 さんの発言:

    まめなエンジン交換になってますよ(笑)

    勉強になりました。

    返信
    1. Allu さんの発言:

      ありがとうございます! 

      返信

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