新車の生産が追いつかず、1年待ち、2年待ちという車が続出している昨今、中古車市場が激高しています。
が、良い車でもあまり人気がないモデルや、輸入車はそれほど上がっていません。
今回はいま、中古車がおすすめな理由をまとめてみました。
1 何といっても購入費用を抑えられる
新車に比べて平均的に、中古車市場はこんな感じで推移していきます。
1年落ち 20%オフ
2年落ち 30%オフ
3年~4年落ち 40%オフ
5年落ち 50%オフ
7年落ち 30%オフ
人気車を除き、だいたいこのぐらいの相場で市場価格は推移しています。
この状態から店頭ごとの利益をのせ、整備費用や諸費用が乗ってくるわけです。
事例
コンパクトカークラスで参考にシミュレートしてみます。
新車時300万円
5年落ち オークション落札価格 150万円程度
諸費用込みの総額は
新車総額 400万
車屋Allu総額 230万円
(納車時メンテ・車検新規取得・スタッドレスタイヤ付・国産車両保証3年付き)
え、80万円も乗っかるの!? と思った方へ明細公開します
車両落札価格 165万円(税込)
・法定費用 10万円
・オークション落札関連費用 4.8万円
(会場下見含む)
・納車前整備・登録代行費用・納車費用 11万円
・陸送費 5.5万円
(本州からの陸送費)
・修理保証保険 8万円
(国産車3年保証)
・諸費用関係消費税 4.4万円
諸費用小計 43.7万円
・スタッドレスタイヤ新品 9万円
・車屋Allの利益10% 15万円(税別)
総額 230万円とちょっとです。
オークション落札後、こんな費用感で中古車店に並んでいるわけです。
ですので、情報誌にある車両本体価格を想定するなら
192万円ぐらいになります。
(落札価格+オークション落札関連+陸送費+車屋Alluの利益)
ここに整備費用+スタッドレスタイヤ代、修理保証がのって総額になっている訳です。
さて、話を戻しましょう。
ということで、その差額は
ざっくり、170万円
5年乗ると仮定すると
新車 80万円/年 6.7万円/月
中古5年落ち 46万円/年 3.8万円/月
月額で2.9万円、違ってくるわけです。
燃費が古いことで多少悪くても、これだけ差があれば中古の方が安く購入できるということです。
といっても、故障とかあるよね。。
とその時のためが修理保証です。
国産車は3年まで付帯できますので、3年間は修理費用はほぼかからないので中古車としてのリスクはほぼないといっても良いでしょう。
では、4年目以降はどうか。
この部分では差が出てくる可能性はありますが、5年落ち+3年であれば、大きなところはほぼ出尽くす確率が高いです。
こればかりは、確約はできないのですが、もともと安く購入していることを考えれば相殺できるのではないでしょうか?
2 自動車保険料は安い!?
車両保険を付帯する場合、中古の場合補償額が低いので、車両保険が安くなります。
例えば わたしのプジョー208で某ネット保険で見積もってみると…
新車の208 330万円車両保険(一般) 11,5000円程度
9年落ちの208 60万円車両保険(一般) 78,000円程度
年間で37,000円程度。月額で3,000円ちょっとの差。
微妙な差とみるか、大きな差とみるか。
いずれにせよ、中古の方が保険費用は低く抑えることが出来ます。
3 燃費も悪くありません
5年落ち~7年落ち程度ですと、最新モデルに対して、だいたい20%ほど燃費が悪いの平均的な数字です。
とすると
新車 月間1000キロ換算 最新20km/Lとして ガソリン50L
レギュラーなら 8,100円/月
中古車 18km/Lとして 1000キロで55.6L
燃費は9,000円/月
中古車なかなかやるじゃん!? という印象です。
という意味で、中古車で古いということで大きなハンデにはならないといえるでしょう。
4 法人・個人事業主なら減価償却にメリットが
自動車の耐用年数は6年です。
新車の場合、
車両本体価格+オプション費用総額を6回で経費計上することになります。
中古車の場合、6年を超えている場合(もしくは4年落ちの場合)は2年で減価償却ができます。
事例
新車 300万円 減価償却 50万円/年
中古
4年落ち 120万円 60万円/年
7年落ち 90万円 45万円/年
よく減価償却を考えると4年落ちがベストといわれるのはこのためです。
ここでは値落ちが多い車の事例ですが
4年落ちでも、高値で取引されている人気車の場合は大きな節税に繋がります。
4年落ちで200万円の車があれば
減価償却 100万円/年となり、減伽償却の観点では新車を買うよりも大きな節税が可能になります。
ハリアーの事例だと
4年後でも30%マイナスにしかなりません。
つまり400万円の新車が、オークションでは280万円で程度で取引されていると言うこと。
そうなると、減価償却で140万円/年が可能になるわけです。
ということで、節税を狙うのなら、値落ちが少ない車を狙うのは大ありです。
また、新車時の購入費用が高い輸入車も減価償却の恩恵を受けやすい車です。
メルセデスやBMW、アウディは安定的に、4年後のオークション取引価格は50%減といったところ。
それでも、減価償却期間が2年になるので、節税効果はなかなかです。
ちなみにオークション価格に対して、10%から20%程度市場の車両本体価格は上がるので、実際の節税効果も10%~20%程度改善します。
つまり、資金が潤沢にあるのであれば、中古で高めの車を買って、1年当たりの節税額を大きくするのがオススメです。
6年以上経過した車も同様に2年で減価償却できるので、メリットはあるのですが、値落ちしているので、一年当たりの節税額では4年落ちがベストな選択になります。
5 7年落ちがセカンドベスト
なぜ、7年落ちかというと、前述の減価償却期間を2年にできるからです。
5年落ちですと、6年縛りが適用された1年で減価償却になります。それはそれで利益が出ているときは良いのですが、金額によっては決算状況に大きく影響してしまいます。
その当たりのバランスを考慮すると、7年落ちがセカンドベストとなります。
7年落ちとなると、かなり市場価格は下がってきます。が、一方でコンディション的にまだまだ良い車も多いため、「程度の良い車を安く手に入れられる」わけです。
値落ちのメリットが大きい輸入車を事例にしてみましょう
事例
BMW X3
20d Xdrive Mスポーツ 新車時総額 870万円程度
20d Xdrive Mスポーツ 車屋Allu 7年落ち 350万円程度
(基本メンテ・車検取得・新品スタッドレス・1年保証付き)
どうでしょう500万円の差です。
減価償却でも
新車 133万円
(車両本体800万円で算出)
中古7年落ち 125万円
新車の購入価格と比べると、減価償却による節税効果は大きくは変わりませんでした。
他の輸入車もしくは、市場価格が高止まりの人気車は7年落ちで安く購入できるだけでなく節税効果も高いということです。
まとめ
中古の最大のメリットは、購入価格を抑えられること。
そして、新車では高すぎる車も所有できることが大きなメリットです。
特に輸入車は、もともと価格なりによく作り込んであるため、古くても所有する喜びは大きいといえます。
中古車も修理保証さえきっちりつければ、安心して乗ることが出来ます。
車屋Alluでは国産3年。輸入車1年の保証をつけることができます。
ですので、輸入車を購入される場合は、故障リスクを承知の上で購入したいという方にはオススメしますが、余計な費用をなるべくかけたくないという方には国産の中古車の購入をオススメします。
実際、国産車の完成度はかなり高くなっているので、もともとハイグレードな車を中古で安く購入できるのは魅力的です。
新車が手に入らない今だけでなく、中古車は現実的かつ、メリットたくさんの選択。
車屋Alluはあなたの車ライフが最幸のものになるよう全力サポートいたします!