タイヤを買う時に、皆さんはブランドにこだわっていますか?
国産のブランドを選んでおけば、まず間違いないのは事実です。
人によってはブリヂストン択一だったりするかもしれませんし、ヨコハマがお気に入りだったりするかもしれません。
わたしはブランドで選ぶならミシュランを断然オススメします。
その理由を少し語ります。
実は世界ナンバー1のタイヤメーカーMICHELIN
世界のタイヤ販売数シェア第1位なのがミシュランです。
メーカーキャラはビバンダムくん。
ミシュランガイドを発行しているメーカーです。

ヨーロッパのメーカー指定タイヤとして採用されている事例が多いのも特長です。
オススメする理由は
バランスの高さです。
タイヤに求められる性能は
1 乾燥路でのグリップ
2 ウェット性能
3 静粛性
4 環境性能
5 耐摩耗性
6 乗り心地
さらに、車の運転が好きな方には
7 コントロール性能 などが項目としてあげられます。
ミシュランはどのモデルもこのバランスが高いのです。
とくに舗装路でのしっかり感(堅すぎないけど柔らくもない)は、国産メーカーとは少し違う立ち位置にあります。
そして、わたしが思う魅力のひとつが
イケメン? 美人さん? のパターンです。
タイヤのパターンて、あまり見たことないかもしれませんが、見比べてみると、いろいろ個性があります。
ミシュランは個人的には他社製品と比べてもパターンが美しいと思っています。
実は意外に高くないです
ブランド力もあって、ブリヂストンのトップグレードが市場ではほぼ最高価格。
例えば、某タイヤ量販店で195/55R16だと
ブリヂストン レグノ 22,000円/本
ミシュラン パイロットプライマシー4 15,700円/本
※他の国産は13,000円前後
実はタイヤは車のもともと持っている作りと、運転する環境によって選んだ方がよいシロモノです。
わたしのプジョー208の場合、レグノを履くとやや不快な部分がでてきます。
細かいことはちょっと込み入ったオタク話になるので語りませんが、詰まるところ、「わたしの好みではありません」。
一方、ミシュランは「ドはまり」です。

プジョーと同じフランスということもありますが、マッチングは最幸です。
わたしの場合、タイヤに求める性能が、ちょっとオタッキーではありますが、ミシュランは本当に完成度が高いタイヤなのは間違いありません。
とくに、7項目にあげた、コントロール性と、6項目目にあげた乗り心地がわたしとしてはプジョーには最良だと思っています。
乗り心地はソフトなだけでなく、適度なしっかり感がありつつ、しなやかな設定なのが気に入っています。
ですので、車を走らせるとき、もう少し しっかり感 欲しいなと思うのであればミシュランは選択肢のひとつにあげていただきたいブランドです。
北海道は道がヨーロッパに似ているので、よりマッチしますよ!
エコタイヤについて少しだけ
昨今の環境配慮指向から、タイヤにも当然エコ性能が求められています。
エコ性能の主なものが
1 転がり抵抗
2 耐摩耗性 のふたつ。
このエコ性能と、とくにドライグリップの両立は難しく、エコにフレばフルほど舗装路でのグリップを高めるのは技術的に難しいようです。
この辺りのバランスを高次元でバランスしているのが各社のトップモデルとなります。
エコメインにしている下位モデルでは、必要な時に欲しいだけのグリップが得られない場合があると思っています。
グリップ不足が影響するのは危険回避能力です。
車を運転する上で危険回避の性能は高ければ高いほど良いです。
一方、これを高めすぎると通常走行の快適性を確保できないので、これもバランスが大切。
ですが、エコタイヤでドライグリップがあまり高くないタイヤは
安全と快適性のバランスが、私は崩れてしまっているように思います。
確かにエコ性能はとても大切な要素でありますが、これが要因となって大きな事故を避けられなかったというのは、わたしは受け入れたくないと思っています。
車に乗っている人が、絶対に不幸になってほしくない。
そういう思いから、わたしとしてはグリップ性能も高く、環境性能のバランスも高い、ミドルレンジ以上のタイヤを選ぶことをお勧めします。
というわけで各社のおすすめタイヤはこちら
●ブリヂストン
・レグノシリーズ
・Playz
・ALENZA(SUV用)
●ヨコハマ
・BlueEarthシリーズ択一
●ダンロップ
・LEMANSシリーズ
・VEUROシリーズ
●ミシュラン
・PILOT PRIMACY 4+
・PILOT PRIMCY 4
●ピレリ
・POWERGY
この辺りが、比較的サイズも揃っているので選ぶ時の参考になるかと思います。
ちなみにセカンドベストはピレリです
トータル性能という面ではミシュランを推しですが、セカンドベストとしてはピレリをお勧めします。
別の記事でも書きましたが、ピレリは世界6位の販売を誇る150年の歴史を誇る老舗イタリアのメーカーです。
モータースポーツにも積極的に参戦し、いまはF1のタイヤも供給しているメーカー。

日本では手に入るお店がそれほど多くないのでマイナーなブランドですが、世界的には信頼を獲得しているタイヤメーカーです。
性能はもちろん、全く文句なく秀逸ですが、魅力的なのはその価格です。
わたしの車のサイズ 195/55R16であれば
安いタイヤ量販店では9500円/本 程度で販売されています。
それでいて性格はやや異なるものの、性能面ではお勧めしているミシュランに引けをとるものではありません。
もちろん、ブリヂストンやヨコハマ、ダンロップなどと比べても遜色ない性能を持っています。
安い理由は中国で製造しているから。
中国だからか~ と思ったあなた。
いまや、中国はぶっちぎりの台数で世界一の自動車生産台数を誇る自動車先進国のひとつ。ヨーロッパや日本のメーカーが中国に生産工場を持ち、しのぎを削る大マーケットです。
最近では中国のEVカーメーカー、BYDが日本市場にも参入してきました。
中国の自動車関連部品のレベルは飛躍的に向上し、十分に世界で戦えるレベルまで成長してきています。
ですので、中国生産のタイヤのレベルも上がっており、ピレリだけでなく、ミシュランなども中国生産の割合を増やしてきています。
まとめ
日本車の新車時タイヤへの装着も増えてきたミシュラン。
そして、マイナーなブランドですが信頼できるブランドとしてピレリをお勧めしました。
Made in Japanが世界最高とは限らない時代になったいま、海外ブランドという選択も大有りだと思っています。
実際、中国ブランド、台湾ブランド、そして性能が大幅に上がってきている韓国ブランド。もはや日本にこだわる理由はなくなっているといってもよいでしょう。
それはタイヤだけではなく、車も同様。
欧州車がおすすめな理由は、また改めて記事にしますので楽しみにしていてください
