@札幌のとあるカフェ
これまで日本車は欧州車に及ばない とお話をしてきました。
ですが、出会ってしまいました。日本車最強のセダン。
欧州車に全く引けを取らないポテンシャルを持った車です!
それはスバルWRX S4です。
欧州車にあって、国産車にないもの。
それは
感嘆符 です。
運転を始め、アクセルを踏み、ハンドルを切って、ブレーキを踏む。
この一連の動作で、欧州車は
「すご!」「すごい!」「何じゃこれ!?」「素晴らしい!」
という言葉が出てきます。
ですが、いまの国産車には
その 「感嘆符」がないのです。
完成度は高いですし、いいクルマばかり。
何が悪いと言うことはないです。
収納は秀逸だし、デザインもいい。
素材の質感も価格並みか、価格以上の車も多いです。
ですがですが、「感動」はないというのが、いまの国産車。
かつてのホンダ車や日産車にあったような
この車「イイ!」という驚きはないのです。
しかーし。
久々に、この「感嘆符」が出てくる国産車に乗ることが出来ました!
それが、WRX S4なんです。
すべてがリニア
この WRX S4の最大の魅力は
全ての操作に対して、リニアにダイレクト感が高く反応すること。
不快に感じる、余計な動きがほとんどありません。
しかも、価格は欧州車のほぼ同スペックの
VWゴルフRやアウディS3セダンと比べて200万円近く安い。
RECAROがオプションで選べるのがなお良し
わたしが国産車を選ばない理由のひとつに
シートの完成度があります。
WRX S4はオプションとはいえ、世界屈指のシートメーカーRECAROを選ぶことが出来ます。
このシートがRECAROに変わるだけで、
クルマ全体のしっかり感がより伝わってきます。
柔らかいがために、感じる無駄な動きはほぼ皆無。
ボディの造り込み+シートのなせる技です。
唯一の違和感といえる難点
試乗の際に感じた、唯一の難点は
ステアリングの座り です。
わずかですが、不要な遊びがあるのと、ふわふわしたフィーリングが感じられます。
しかし、これはオプションのタワーバーなどの剛性アップパーツでかなり改善されると思われます。
というのも、インプレッサのベースモデルで
ストラットタワーバーありのクルマにも乗る機会があったのですが、
この違和感を感じられるステアリングフィールがほとんど改善されていました。
まとめ
感動ポイントがある国産車として
このWRX S4はオススメできる車です。
走る曲がる止まるの基本性能がしっかりと作り込まれています。
水平対向エンジン車ならではのブレーキング時のフィーリングや姿勢変化の少なさも
他の国産車にはないもの。
そして、実質最後のフルエンジンモデルとなるであろうことも
このクルマの魅力を引き上げている要素のひとつ。
ただ、その分、燃費がそれなりに悪いところ。
欧州のライバル車と比べてスペックでは劣るにもかかわらず
燃費数値はあまりよくありません。
もうひとつが、最小回転半径が5.6mとやや大きいのもちょっと残念ポイント!
とはいえ、完成度は本当に高く、感動をくれるクルマとして
スタイリングが好みなら
このクルマは、諸手をあげてオススメできます!
【クルマの評価】10点満点
ハンドリング 8点 ★★★★★★★★☆☆
シート 9点 ★★★★★★★★★☆
スタイリング 7点 ★★★★★★★☆☆☆
動力性能 8点 ★★★★★★★★☆☆
エコ性能 6点 ★★★★★★☆☆☆☆
総合 38点(50点満点)