@小樽の事務所にて
現在の世界の自動車販売台数では、日本車はなんと世界シェア30%なのをご存じでしたでしょうか?
各国のメーカーが合併を繰り返して巨大化していく中
トヨタは単独で世界トップ。
世界的に見て単独巨大メーカーが、こんなにあるのは実は日本だけなんです。
この数字の多くは実は海外での販売。
いまや、日本国内の自動車販売台数は450万台を切りましたが
日本メーカーの世界での生産台数は2380万台にのぼります。
日本車が世界でそこまで評価されている。その理由についてうんちく語ります。
驚異的な壊れなさ
日本車が世界の他メーカーと比べて、圧倒的に優れているのが
壊れなさ
5年5万キロをノントラブルで走りきる信頼性は、欧州基準ではあり得ないレベルです。
欧州では20万キロ走るのは当たり前。
50万キロ走っているクルマもザラにあります。
クルマの使い方そのものが違うとはいえ、日本では10万キロオーバー車は過走行車となり市場価格も下がる傾向にあります。
欧州では10万キロなんてまだまだという感覚です。
というものの、5年5万キロは大丈夫でも、さすがに10万キロだと壊れる部品も出てきます。
10万kmは地球2周半。
平均速度30kmとすると、3000時間。138時間連続走行。
それは壊れます。壊れないわけがありません。
また、メンテ部品のブレーキ回りも、5万キロあたりでは最低1回は交換が必要です。
その他、エンジンの電装系も交換が必要になってきます。
この消耗品の交換は、故障ではなく、維持費用。
この維持費用も日本車は安いです。
欧州車の場合は、ブレーキ回りの減りは3万キロぐらいで交換が必要なクルマが多いのが実情。
5年5万キロは壊れない+部品交換必要なしというクルマ作り の基準が日本のメーカーは異常に高いわけです。
一方の欧州車は、もちろん壊れない部品作りも大切にしていますが、
どちらかというと必要な部品は替えながら、長く乗るという乗り方に向いていると思います。
日本のメーカーが蓄積した、この壊れない信頼性は、他国の追随を全く寄せ付けない
Made in Japanの誇りの一つと言っても過言ではありません。
市街地の燃費性能
市街地の燃費性能は、ハイブリッド車だけでなく、日本車の得意としている領域です。
効率重視のCVTを採用していることもあり、燃費に限定するなら欧州車は全く太刀打ちできません。
一方、高速道路での移動のような状況では、欧州車が有利になることもあります。
これも、日本と欧州の交通状況の違いが如実に現れています。
まとめ
クルマは移動するための便利な道具。という観点から見れば
壊れなくて、燃費がよく日本車はベストな選択といえます。
わたしがクルマ選びで重要視している
走りの性能も、かなりのレベルまで来ています。
充分に快適で、安全で、便利なクルマばかりです。
信頼性とトータルコストを重要視する方には
日本車はオススメ!
とくに、昨今のクルマ作りをみているとオススメできるのは
トヨタ・マツダ・スバルの三社。
日産はちょっと迷走している気がします。
一部のコンパクトカーでは良いクルマも多いですが、あげた三社ほどの信念を感じません。
ホンダは残念なことに
軽自動車ナンバー1メーカーになったためか、
日本にあったホンダらしいクルマがなかなかありません。
かつてのホンダ車は「これぞホンダ!」と思える個性がありました。
ですが、今のホンダは他社のエンブレムをつけていたら
そのメーカーの車だといわれても納得してしまうぐらい個性が薄れています。
クルマとしての完成度だけでなく
メーカーとしてどうありたいか、どんなクルマをお客様に乗ってもらいたいかという点で
先に挙げた、3社の車を買っておけば、大きく外すことはありません!
次回は、改めて「日本車が絶対に勝てない欧州車」を語ってみたいと思いますので、お楽しみに!