「愛車を盗まれたらどうしよう…」という不安をお持ちの方は少なくないのではないでしょうか。そんな不安を少しでも解消してくれるアイテムがGPSトラッカーです。
今回は、自動車盗難対策として注目されるGPSトラッカーの主な取り付け方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
1.OBD-IIポートに差し込むだけ!「OBD-II接続型」
- 特徴
車両のエンジン診断用ポート(OBD-II)に差し込むだけで、GPSによる追跡が可能です。
車種によっては走行スピードや燃料状況などの車両データも取得できます。 - メリット
- 取り付けが超カンタン:専門知識や配線不要で、すぐに使えます。
- 電源も安定供給:車のOBD-IIポートから給電するので充電作業いらず。
- デメリット
- 見つかりやすい…:OBD-IIポートはダッシュボード下にあることが多く、すぐに発見される恐れあり。
- ポート使用と競合する可能性:車検や整備でOBD-IIポートを使う際に取り外しが必要になる場合も。
2.電源直結で常時稼働!「ハードワイヤード型」
- 特徴
車のバッテリーやアクセサリー電源に直接配線して取り付ける方法です。エンジンルームやダッシュボード裏など、見えないところに仕込むこともできます。 - メリット
- 見つかりにくい:車内奥や配線の裏に配置すれば、盗難犯にそう簡単に発見されません。
- バッテリー切れの心配なし:車両側バッテリーからの直接給電で、安定的に作動し続けます。
- アラームやドアセンサーと連動も:ドアの開閉や衝撃センサーなどに紐づけて、より高度な防犯対策が可能です。
- デメリット
- 取り付け工事が大変:DIYでやるには難易度が高く、専門業者へ依頼することが多いです。
- コストがかさみがち:取り付け工賃や配線パーツなど、追加費用が発生する場合も。
- 付け替えが面倒:もし別の車両に移したい場合、配線をやり直す手間がかかります。
3.電源不要!バッテリー内蔵の「スタンドアロン型」
- 特徴
本体自体にバッテリーを内蔵し、単体で動くタイプです。小型で軽量なものが多く、車内の隅々に仕込むことができます。 - メリット
- どこにでも置ける:車の電源に縛られないので、スペアタイヤ下やシート下など自由度高め。
- 設置が手軽:配線作業は不要。置くだけなので、初心者でも安心。
- マルチに使える:車だけでなく、バイクや荷物の追跡にも使い回せます。
- デメリット
- 充電や電池交換が必要:定期的にバッテリーをチェックしないと、いざというときに使えないことも。
- 長期放置に不向き:車に入れっぱなしで長期間放っておくと、バッテリー切れが起こりがち。
- 受信感度に注意:設置場所が金属で囲まれているとGPSの受信が悪くなる場合があります。
4.好きな場所にピタッと貼り付け!「マグネット式」
- 特徴
強力マグネットで車体の下やフレームに貼り付けるタイプです。防水・防塵仕様のものが多いので、雨天時でも安心。 - メリット
- 隠しやすい:車体下など目が届きにくい場所に付ければ、盗難犯はなかなか気づきません。
- 配線不要でラク:マグネットで固定するだけなので、工具なしでもOK。
- 使い回し◎:別の車やオートバイ、荷物にも貼り替えるだけで簡単に使えます。
- デメリット
- 多くはバッテリー駆動:スタンドアロン型同様、定期的な充電や電池交換が必要。
- 落下リスクあり:道路の段差や振動が激しいと、走行中に外れてしまう可能性が。
- GPS感度の問題:車体下の金属部分は電波を遮りやすく、追跡精度が下がる場合があります。
まとめ:自分に合ったGPSトラッカー取り付け方法を選ぼう
GPSトラッカーの取り付け方法は、大きく分けて4つのタイプがあります。設置のしやすさ、電源供給の安定性、隠しやすさ、そしてコストなどを考慮しながら、自分の車や利用目的に合った方法を選ぶことが大切です。
- 「気軽に使いたい」→OBD-II接続型やマグネット式が◎
- 「しっかり隠して長期間使いたい」→電源直結型が安心
- 「バイクや荷物でも使い回したい」→バッテリー内蔵型が便利
盗難に遭ってしまってからでは遅いので、日頃からGPSトラッカーを仕込んでおくと安心感が全然違いますよ。ぜひ愛車の防犯対策に活用してみてくださいね。