売上を上げるこんな客単価の考え方知っていますか?
今回は客単価を上げる考え方について、まとめてみました。
あなたは、自社の製品やサービスの価格をどうやって決めていますか?
価格設定。あなたはどうやって決めていますか?
決め方には色々ありますよね
・原価+利益
・ライバル他社と揃える
・慣習的に設定されてきた値段にならって設定
例 自販機の飲み物、ガム、タバコなど
・プレミアム価格設定
例 プレミアムモルツ、ヴィトンのバッグ
・端数価格
例 980円。998円
・段階価格
例 うな重や寿司の松竹梅
・セット価格 などなど
あなたの価格設定はどこに当てはまりますか?
もし、これらのどの方法で設定されているとしても
会社により多くの利益を残したければ、
それは半分正解であり、半分間違いです。
強いていうなら、
「プレミアム価格設定」の応用版が
最も価格を上げやすく、
会社に利益をもたらしてくれます。
(松竹梅の松も近いかもしれません)
前回のメールの事例をおさらい
客単価を上げるメリットとは?
100円の商品がひと月当たり100個売れるとしましょう。
売上は1万円 利益率40%とすると、利益は4000円です
では価格を10%上げて110円。
お客さんは減らないという前提だと
売上は1万1千円
利益率は同じなので、利益は5000円になりました。
売上は10%アップですが、利益はどうですか?
25%アップしてますよね?
ちょっと意地悪して
10%顧客が減ったとしたらどうなるでしょう?
売上は110円X90人 9900円
売上は落ちました。
では利益はどうでしょう?
利益50円X90人なので 4500円です。
客数が下がっても、
値上げをすることで利益は増えるわけです。
あなたの商品やサービスで
ライバルがやっていない何か?
あるいは無料で行っている付加価値は
ないでしょうか?
美容室や整体なら、
最初のヒアリングと
アフターのコンサルティング。
施術中の情報提供など…
小売なら、使っている材料、
製造工程のこだわりなど、
ライバルが伝えてないことはないでしょうか?
たとえ、それが業界では常識であっても、
消費者はそれを知らないこともあります。
もし、あなたただけが、
その情報を伝える側になれば、
競合とは違うメッセージ(つまり広告展開)を
消費者に伝えることができます。
「価値を伝えて大成功した」実話をお伝えします
アメリカのビール会社の話です。
その会社は下位グループのビール会社でしたが、
ある時、こんな広告を出しました。
「当社のビールに使っている水は
地下200mから汲み上げた水を使用しています。
そして、瓶詰めする際には
瓶を3回洗浄しています」というもの。
(地下水のm数は正確ではありませんので悪しからず)
結果、何が起こったか?
スーパーからそのビール会社の
ビールが消えました。
飛ぶように売れたのです。
ですが、実はこのメッセージ。
業界では当たり前のことでした。
ただ、他社がそれを
伝えていなかっただけなんです。
あなたにとっては当たり前のことも、
実は消費者にとっては
すごいことだったりします。
そして、同業他社がそれを伝えていなければ、
あなたの伝える情報は消費者にとっては
価値があります。
そう、お客様は実は価格で物を買うのではないんです。
「価値」で物を買います。
だからこそ、高くてもプレミアム性のあるものが
売れるんです。
ティファニー、ヴィトン、ベンツ、
ポルシェ、サントリープレミアムモルツ
などがその代表例です。
どれも、原価で言えば、
実はそんなに他のメーカーの
製品と変わりません。
ですが、販売価格は1割どころか
物によっては2倍、3倍という価格で
販売されています。
あなたの製品やサービスで、
お客様に伝えていない価値はありませんか?
それが、あなたのビジネスを
大きく拡大することにつながるかもしれません。
ぜひ、仕事の合間にではなく、
時間を取って考えていただきたいです。
これはそれだけの価値がある考え方です。
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