孫子はいった、リサーチ本気でやれよ!
孫子の
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
この言葉、聞いたことがあるかと思います。
端的にいうと、相手と自分をよく知ると 負けないよ ということ
孫子はそのための
5つの条件を提示しています。
マーケティングでも、
この5つの条件を満たしていれば、
大手にも、ライバルにも負けることはなくなるんです。
さて、勝つための5つの条件とは?
Table of Contents
孫子はこの5つの条件をあげました
1 彼我の戦力を検討して、戦うべきか否かの判断ができること
2 兵力に応じた戦いができること
3 君主と国民が心をひとつに合わせていること
4 万全の態勢を固めて、敵の不備につけこむこと
5 将軍が有能であって、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと
これらをマーケティング的に当てはめてみると
けっこう、複雑ということで シンプルに言い換えてみますね
1 競合と自社を徹底リサーチする、さらに価格競争はしないこと
2 自社のリソース以上の仕事はしない
3 社長と社員の心が一致していること
4 競合を徹底的にリサーチ、自社のことも徹底的にリサーチ。競合が伝えていない自社の強みをお客様に伝えること
5 社長が決めるのは指針のみ、現場は担当者に任せる
という感じでしょうか?
この中で、マーケティング的に
やるかやらないかで大きな差が出る
1と4に含まれている リサーチ
これをしっかりとやっているところは
売上を伸ばすことが確実にできます。
リサーチの先、伝わる
お客様が「欲しい」と感じるコンセプトが決まれば、
競合に負けることはありません。
なので、スペックや価格で勝負すると、
大手やライバルに真似をされるのですが、
立ち位置をかえた、
同じ土俵にたたない「コンセプト」をつくることが大切です。
もちろん、そのコンセプトは
お客様の「欲しい」の感情に応えるのは当然のことです。
この強みを明確に伝えている
コンセプト=USPの事例をいくつか紹介しましょう。
ドミノ・ピザ
「あつあつのピザを30分以内でお届け。できなければ代金はいただきません」
アップル
「あなたの部屋のすべてのCDが ポケットの中へ」
東京ディズニーランド
「ディズニーの世界観にお客様を招待して、精一杯もてなす」
ニトリ
「お、ねだん以上。」
ライザップ
「結果にコミットする」
どれも、それぞれの製品やサービスが提供する価値を、
わかりやすく、
イメージできる言葉を選んでいるのがポイント
どれも共通するのは、スペック。
つまり性能や、コスパ、
どれほど自社製品が優れているかという点は
含まれていないということ。
お客様が 欲しい と感じるかどうか。
そして、購入後の 感情まで想起させられているかが ポイントです。
このUSP、コンセプト、キャッチコピーは
競合、自社の徹底したリサーチ、
プラスお客様が感じている価値のリサーチの先に、出てくるものです。
自社の製品のリサーチだけでも だめ。
競合のリサーチだけでもだめ。
自社・競合(間接&直接)・お客様リサーチの みっつが揃っていないと
他社ではなく、あなたが選ばれるだけの
コンセプトは導き出すことはできないといっても、
過言ではありません!
あなたは自社の製品やサービスのコンセプトを
わかりやすく整理できていますか?
そして、そのコンセプトを聞いただけで
お客様が 「欲しい」と手を上げてくれるでしょうか!?
もし、そうでないとするなら
まだまだブラッシュアップする必要があります!
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