けもなれが面白くなってきた

コラム, ブログ

From 松永和仁
@空港のラウンジにて

とある注目しているあるドラマ。それは「獣になれない私たち」。

名作の多い、野木亜希子さん。
「スッキリしない」「もやもやしすぎる」
という展開で、視聴率が低迷していました。

前話あたりから動きがチラホラと
見えましたが、
まだ「スッキリしない」感が残っていました。

ですが、7話。面白くなってきました。

人はひとりでは生きていけない           

これまで仮面をかぶっていた新垣結衣演じる、

深海 晶がようやく人間に戻ってきた感があります。

また、それがなんとも魅力的な女性です。

前半では、「イライラする」「可哀想すぎる」
「モヤモヤ」といったキャラクターと環境でした。
ところが、この7話では
一気に魅力的なキャラに見えてきました。

脚本もさることながら、
「演技が」と言われていたガッキーが、
いい表情、
思いを込めた台詞回しで、
素敵なアラサー女性を演じています。

私は私の人生を放り投げてた。投げたくない。だから別れる

これまで事なかれ主義的。
自分が我慢していれば丸く収まる。
そんな対応をしていた、晶。

ここへきて、
自分が正しいと思うことを口にするようになります。

晶は、これまで自分の人生ではなく、
人に合わせる人生を送っていた。

それが、自分の人生を歩み始めたとたん、
魅力的な女性へと生ま変わりました。

そんな気がします。

私は自分の人生をちゃんと生きているだろうか?

正義を主張しすぎる。
自己中心的な行動をしすぎる。

そうなると迷惑だったり、
ウザかったりします。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは
「人は社会的動物である」、
そして「人間の本性は”知”を愛する」と提唱しています。

何か、この7話の晶からは、
そんな人間像が見えました。

価値観と行動のバランスが良くなってきたと…。

獣=人間の本質を取り戻す

人間はひとりでは生きていけません。

ものを作る人がいて
ものを売る人がいて
ものを買う人がいる

社会はお互いが持っている能力や才能を使って、
だれかに何かを与えることで、成り立っています。

Win-Loseは不自然!?

勝者が勝つ。強いものが勝つ。

現代社会は弱肉強食。

でも、これって実は自然の中の
真理ではないような気がします。

良く肉食動物が草食動物を捕食することを指して

弱肉強食と言われます。

ですが、命は子々孫々続いていくこと考えると
弱肉強食はWin-Loseではありません。

例えば、北海道のエゾジカが良い例です。

食物連鎖の頂点にいた狼がいなくなったことで
増えすぎて、問題になっています。

餌が足りないから、農作物にも被害が出る。

そんな負のサイクルを生み出しています。

つまり、食物連鎖は微妙なバランスの上に
成り立っているんです。

なので、弱肉強食というのは
バランスが崩れている状態のこと。

つまり、絶妙なバランスが保たれているのなら
捕食されるのは、犠牲ではない。ということです。
言い換えるなら「適者生存」。

そうやって考えると、
現代の「人間社会が弱肉強食」というのは
弱いものが犠牲になる
本来の意味の弱肉強食なのかもしれません。

でも、これが社会の歪みを生む。
そして、犠牲になるものが現れるんだと…。

利己心から生まれる、必要のない犠牲が不条理

そこから生まれるWin-Loseは不自然で不公平なんです。

誰かが、誰かのために価値を提供する。

そして、それを対価を払って誰かが手にする。

お互いがお互いを補い合う。

そしてお互いが何かしらの幸福を得る。
それが絶妙なバランスを作り出す。
そこには人間本来の
「社会的動物」「知を愛する」状態になる。

人間のあるべき姿=獣 

このドラマは、そんな考えを
訴えかけようとしている。

そんな気がします。

もしあなたのビジネスが
誰かの犠牲になっていたり、

誰かを犠牲にして成り立っているのであれば、
何かを変える必要があるのかもしれません。

主人公、
深海 晶が人としての本来の姿を取り戻していく。

そこには調和のとれたWin-Win
すなわち絶妙な幸せの落とし所がある。

このドラマ。そんな展開になる! と予想します。

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