映画「コードブルー」が賞を取れなかったのは何故なのか?

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From 松永和仁
@小樽のオフィス

映画「コードブルー」。2018年の邦画ナンバーワンの興行成績を記録しました。ですが、映画の各賞で賞といえる実績は皆無。
個人的には「コードブルー」シリーズのファンなので、映画の出来にはそれなりに満足していますが、
映画界からはあまり評価が高くなかったようです。私なりに想いを綴ってみました。

売れるもの=良いものではない

映画「コードブルー」は10年続くテレビシリーズの集大成としてフジテレビが世に送り出した、まさに「力作」です。

テレビシリーズが始まった頃には、まだ人気が高くなかったキャスト陣が、今や主役級に成長

まさに豪華キャストの映画になっていました。

それだけに俳優陣の人気に頼るところが多く、一人一人の個性が際立たなかったという印象もあります。

一方、映画賞を多く獲得した映画には、俳優の名演があり、巧みな演出があったように思います。

特に日本アカデミー賞を総ナメ? にした「万引き家族」はやはり、安藤サクラさんの恐ろしいほどの名演が印象深かったなあ〜。

かたや、「コードブルー」は主役が多すぎた感があります。一応、山下智久さんと、新垣結衣さんが主演っぽい流れでしょうが、
人気女優の戸田恵梨香さんも、やはりそれなりに目立っていました。というより、目出させていましたという方が正しいかもしれません。

売れるものはソツがない。でも個性もない

映画としてはお金をかけていて、見所満載の「コードブルー」。ですが、見所があり過ぎてお腹いっぱいという感じもします。

言葉を変えるならメリハリが感じられない。演出や展開上では緩急があったのですが、それが印象に残っていない気がするのです。
(一応、二回見て涙が出るシーンも多々ありましたが…)

印象に残るのは、結局のところ個性のような気がします。

見ている側が感情移入したり、のめり込んだり、驚いたり、感情が揺さぶられる瞬間があるかどうか。

そして、それがどれくらいインパクトがあるか。そんな気がします。

かつて私は、出版社で働いていた時に、当時売れに売れていた車を結構けちょんけちょんになるような紹介の仕方をしました。

なぜ、そうしたかというと、私自身がその車は優れているかもしれないけど、つまらないなあと感じていたからです。

その車は、本当に良い車でした。乗りやすいし、燃費もいいし、かっこいいし、室内も広い。

でも、つまらない。

なんか、メーカーにもっと頑張って欲しくて、そんな紹介の仕方をしました。

もっと、弾けてよと。もっと心揺さぶらせてくれよ! という気持ちでした。

好きな人に評価されるのは個性があるモノ

マニア受けするものって、個性がありますよね?

マニアの人って、自分が持っている製品に深いこだわりや知識を持っています。
(マニアっていうと特別な人と思いかもしれませんが、こだわりがある人という意味です)

その知識やこだわりから判断して、自分に取って良いものをセレクトしています。

今回の映画に関してもそうなのかもしれません。

映画をマニアックに見た時に、ストーリー展開や俳優の演技、演出などで感情が揺さぶられる。

そんな映画が本当に評価されるのではないでしょうか?

モノづくりも、作った人の思いや、こだわりを知ることで気に入ってしまうことってないですか?

極端な例は、子供が一生懸命に書いてくれた「あなたの絵」かなと思います。

決して上手くはない。でも一生懸命に書いてくれたことが嬉しい。感情が動きますよね?

映画も誰かが一生懸命になっているのが、感じられる映画がいいのではないでしょうか?

もちろん、今回取り上げた「コードブルー」だって、制作スタッフが本当に一生懸命に創った映画です。

ですが、それが表に見えてこない。

これが見えてくるかこないかが、人から愛されるか愛されないかの差になってくるような気がします。

私が出版社時代に、ちょっと酷い紹介の仕方をした車も、とても良い車でしたが、作り手のこだわりが表に見えてこなかったワケです。
(あくまでもこれは私の主観ですが…その時ライバル車として紹介したある車はこだわりがビンビンに感じられる車でした)

マニア受けするものは、このこだわりが表にはっきりと出ているもの。

ただし、そのこだわりに気づく人にしか受けないという面もあります。

私はどちらかというと、優等生的商品よりも、個性満載の商品に惹かれるたちです。

あなたが売っている商品はどうですか?

ちゃんとこだわりを伝えていますか?

「この製品はあなたの生活を、人生を、こんな風に変えてくれるものです。

あなたに変わって欲しくて、私はこの製品を作りました(売っています)!」

あなたが売っている製品の個性を伝えられていますか? 巷の他の商品に埋もれていませんか?

盛りだくさんになりすぎて、結局伝えたいものが伝わっていないことはないでしょうか?

ちょっとした演出をするだけで、あなたの製品の個性を際立たせることができるはずです。

それは、子供が描いた絵のような、「一生懸命さ」かもしれません。

追伸

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